「アー・ユー・ハッピー?」矢沢永吉
アー・ユー・ハッピー? (角川文庫)
昨日買った文庫本2冊のうちの一つ。矢沢という人の音楽には残念ながら入っていけたためしがなく、音楽で言えばキャロル時代だけが好きの対象。それでも「キャロル・暴力青春」「成り上がり」と続くこの人の生き様を語った自叙伝はシンプルに面白い。ごちゃごちゃ言わずにやりなさいよ、あんた。って言う痛快さがある。今回もまた糸井さんがプロデュースしたのだと思う。10代後半から20、30とつっぱしてきて、40になり50になり、CMやドラマを面白がったり、離婚・再婚の人生の節目があったり、信じられていた側近に裏切られて、なお、まだつっぱるよ、嫌なこと・理解できないをやる奴らに対してはと言っているのがなんだか楽しい。

もう一冊の「からだのひみつ」田口ランディ寺門琢己もサラッとページをくくったがとても期待できる。