過ぎたるは。

 サッカーに狂っている。やる方である。W杯で盛り上がってしまった口である。もちろん、それまでもサッカーというスポーツは好きだった。

 でも、草サッカーや小中学生のコーチという形で毎週末、雨などでピッチさえクロースにならない限り、球を追って汗を流しているようになるとは思わなかった。いつまで続くかは身体とも相談してみるけど今のところとても楽しく参加させてもらっている。

 しかし問題は自分の悪い癖でもあるのだがやりすぎてしまうことである。つい楽しくなるともうちょっと走れるようになりたいなどと思う。もう一つ上のレベルでやってみたいなどと思う。で、若くも無いのにハードトレーニングで追い込んでしまう。

 猛練習(笑)の成果あってか5KMを20分そこそこで走れるようになったのはいいが、サッカーの試合(芝>人工芝>ハードといった具合)や練習でがんがんにやっていたら膝の軟骨(お皿の下側です)を損傷してしまった。歩くと膝がカクカクする。両方ともである。

 サウスチャイナという香港でも強い方のサッカーチーム指定医を紹介してもらう。低周波とマッサージとハーブ(つまり漢方)。両足やっているので毎回3000円ほどかかってしまう。この膝の軟骨をやるというのはサッカーではかなりポピュラーな話らしい。膝の上(お皿の上)の筋肉は十分にサッカー向きに発達していないと起こりやすいようだ。なんてことだ。誰もそんなこと教えてくれなかったし、体力的にはできていたじゃないか、と言っても後の祭り。

 そのまんま運動しなければ治ることは治る。要は軟骨が激しく摩擦を受けた結果ささくれだっているらしい。しかし、膝の筋肉が十分に発達しないままサッカーをやれば結果は同じ。件の筋肉を鍛えるにはスクワットのように膝を曲げたまま1分間我慢する。これを10本やる。あるいはジムでレッグエクステンションというように足首にウェイトをかけて足を引き上げるなどがいいらしい。

 早く直りたい一心で両方やりましたとも。特にジムでのトレーニングは見る見る筋肉ができるので、これはいいぞ!と思ったのもつかの間。やりすぎてしまっていたことに気が付いたのは3週間も経ってから。足の裏側、ふくらはぎから膝、腿に至るまで。腰、背中から肩近くに至るまで、きしむような痛みで3歩と走れない。サッカーにならない。動けないのだから。

 素人が思い込みで突っ走ると怖いということですね。うーーーむ。,体と相談しながらやっていくしかあるまい。僕の背骨は少々(少々であってくれよ)曲がっているに違いない。これ以上、曲がった人間になるのは困るんだけどな。

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 12日のMYヒットは別のコーチのお宅でご馳走になったまぐろの山掛けと子持ち若布の和え物。あと2つ目はシンセンで買ったというターミネーター3のDVDコピー。たった120円。