やっぱり身の丈を知ってこその

若いデザイナー君を誘って晩飯を食う。10000冊の本を所有しているとの事。かなり香港の若者では珍しいのではないだろうか。センスは買っているのだが、そういうことならやはり見込みあるかもしれない。実際、エースになりつつある。

バブルの後に働き始めたので変な癖がついていない。最もそれは本人の資質であるかもしれないが。今、30くらいの業界人は無批判に右肩上がりだったサラリー。半年毎に会社を替われば30%〜50%給料があがるという経験をしている。もちろん、誰も本当の意味での仕事を教えてくれなかったし(本人も聞かない)スポイルされまくっていた。

今では全盛期の半分以下で働いている奴がごろごろいる。彼らに巻き返しのチャンスがあるとはちょっと思えないなぁ。

なのでこの若いデザイナー君が、都合半年ほどうちにいるのだけれど、仕事への取り組み方もきちんとしているし努力の意味も知っているようなのでそれを忘れずに伸びて行ってほしいもの。

今日はとうとう階上の事務所に行き、ボスはいなかったが、スタッフの女の子に質問状を置いてきた。いつこのノイズは解消されるのか、というストレートな質問。でも、返事はしてこないだろうな。

<今日のMYヒットはあがってきた日本料理屋さんのチラシデザイン。すっきりできあがった。請求できる額は小さいけれど。>