07−04 何かに没頭して無防備なさま
===================

あー。やってるね。お兄さんもお姉さんも。バスで、電車で。歩いている時も。ゲーム。いや、ゲームというよりPSPかDSのどちらか。楽しいんだよね。すごいゲームツールができたってことで、これはこれで暮らしの中にエンタメが増えたということで良いことにしよう。


でもね。ふと気がつくと、皆100%集中してるもんだから恐ろしく無防備だ。


ゲームに限らず。携帯でメールを打つのもそうだ。これなんか結構歩きながら打つこと多いし。ヒトにぶつからない、車にひかれないまでも、何か落としたりしても気がつかないだろうな。ましてやインナータイプのイヤーフォン(これがいいんだ。また。)なんかして音楽にも入り込んでいたら、完璧。


昔から家の外にいる時にこんなに無防備だったっけ?本を読むのはなんだかもう少しコントロールできていたような気もするけど。途中で切り上げやすかったり、ふと顔を上げてみたり。


いや、だからさ、危ないから、皆、気をつけようね、ってことが言いたい。


07−03 ヒト
========

この仕事は言ってしまえばヒトなんだよな。いい人材がいて、うまくこっちとフィットさえすれば万々歳な訳で、でもそれは望めば手に入るというわけでもなく、かと言って望まなければ何も始まらないので、私はそれを望んでいるんだ、ということがうまく伝わるように努力しないといけない。


なのに上手く人材は見つかったら見つかったで、今度はその人材が流出しないかと、ビクビクしないとならない。多くの人が当たり前のように1年、2年で平気で仕事を変えていく社会はなおさらだ。


日本もいずれそうなるのかな?


だとすると不測の事態が起ってもなんとかなるような体勢を取ってしまうか、いや、それは資金のない小さな組織には難しいよな。あるいは、そこそこの人材であってもまわしていくことができるようなサービスに特化するとか。そうするともはや、この仕事はヒトだよな、なんて言っていられなくなる。山本七平曰く日本はなぜ負けるのかという理由の一つが精兵無き精兵主義を取ってしまうことだという。そんなことはありえないのだと。それじゃあ物事が面白くないな。


まあ、組織にいる全てのスタッフのことを考えなければならないわけではなく、マズローの法則でも紹介されるような組織をひっぱっていく20%の人間をどうするかについての難しさをかみ締めているところだ。